審判
ライン


リストマーク ダイエー・近鉄戦事件

2000.6.11ダイエー・近鉄戦。1点を追うダイエー、7回ウラ1死満塁で坊西1塁ゴロ、吉岡→的山で本塁封殺。的山→吉岡への送球は大暴投で外野を転々、2者還って逆転、これが決勝点となった。

このプレーに梨田監督が猛抗議。「坊西がラインの内側を走っていたから守備妨害だ」。ニュースのVTRを見たが、確かに内側を走っている。しかし、その送球たるや妨害以前の問題。

その旨を伝えれば事は足りていたものを、控え審判だったパ・リーグのF審判部長ともあろう方が「最初からラインの内側を走っている場合は問題ない」、こう説明したそうだ。チョット待って、Fさん。あなたは規則6.05(k)をなんと心得る? 1塁に対する守備が行われている時、本塁1塁間の後半を走るに際して、打者がスリーフットラインの外側(ベンチ側)またはファウルラインの内側を走って1塁への送球を捕らえようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合、打者走者はアウトとなる。

野球経験者ならわかると思うが、右打者は踏み込んで打つため90%はラインの内側からのスタートとなる。ただし、後半は(スリーフィートラインは本1塁間の中央からスタートしている)スリーフィートの枠の中を走りなさいと強制している規則なのに、「最初から内側を…」とは何事か。
この大失言、F審判部長は球界のM首相だ。


リストマーク メイ・和田事件

2000.6.7 メイV.S.和田。“もし私が球審だったら”

メイは両足を投手板の上に置き、両手を胸の前で合わせ、いつでも投げられる状態にもかかわらず、和田が3度打席をはずした。メイが怒るのは当然だが、和田の行為もわからないではない。投手に万全の状態で待っていられたら、自分のタイミングにはなりづらいものだ。そこで私が球審なら、2度目のタイムで和田に注意を与えるとともに、メイにいったん投手板から足をはずすように伝え、改めてお互いニュートラルの状態からスタートさせた。



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