diary
『映画の挿入歌録音』 2004.02.24 | ||
2月22日 題名 タナカヒロシのすべて 監督 田中 誠 出演 鳥肌 実、ユンソナ、加賀まりこ、ほか 公開 2004年末 どこにでもいるフツーの青年サラリーマン、タナカヒロシ(無口が災いし、友達と呼べる人がいない。上司が飲みに誘っても、平気で断ってしまう。私に似ている)。 ある事をきっかけにタナカの日常が思いもしない方向に転がりはじめる。タナカヒロシにどんな未来が待っているのか。タナカをとりまくちょっとヘンな日常を描いたライト・コメディ・ムービー。 なぜ突然この映画の挿入歌を歌うことになったのか。それは、田中監督の‘なぜか埼玉・さいたまんぞう'への思い入れから始まる。若かりし頃、埼玉の女性と大恋愛でもされたのか、憧れの女性が埼玉に住んでいらっしゃったのか、埼玉には相当思い出があると見た。このホームページも開設時から定期的の覗いて下さっているらしく、私の忘れている事までご存知だった。今回の作品の舞台が丁度埼玉でもあり、是非!とお声が掛かり実現しました。 さて、その挿入歌(ムード歌謡調)を作曲されたのが驚いたことに、1970年代「前衛のロックバンド」と呼ばれた、伝説のバンド「ムーンライダース」のギターリスト、白井良明さん。「こんな曲も書かれるのですか」と聞いたら、「以前から、歌謡曲が大好きだった」と、とてもロッカーとは思えないお言葉。 録音に際し、監督からの要求は「なぜか埼玉のようにのんべんだらりと、コブシをつけないで歌って下さい」というものでした。 24年前は、コブシをつけようにも、つける技術を持ち合わせていなかったので自然にあのような歌い方になったのですが、時は経ち、コブシの技もそこそこつきました。この期に及んでコブシなしは辛いものがあり、ついつい出てしまうもので、少々NGを出しましたが、思っていたよりも早く終了。久しぶりの歌手気分でした。 公開を、乞うご期待!!!!!!!! |
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▲白井さん、田中監督 |
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