野球と私
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リストマーク 『完全ウェーバー、交流戦を』 9月21日

 プロ野球選手会がストを実施。ファンのスト支持率は7割〜8割。オーナー、代表はこの声をどう聞いたのだろう。 そもそもボタンの掛け違いの始まりは、近鉄をライブドアが買いたいと言い出した時、なぜもっと真剣に語り合い、納得のいく答えを出せなかったのか。結局、Wの「知らない奴には球団を持たせられない」。この一言が折角の芽を摘み取ってしまった。「たかが選手が」と並んでプロ野球史に残る汚言(こんな言葉はないけど適当なものを知らない)。

 現時点では近鉄、オリックスの合併が白紙に戻る可能性はゼロ。10球団1リーグ制を目論む輩がいる限り着地点は全く見えない。6×6に収まることを願いたいが「どうぞお好きなように」。

 ただ選手会に最後まで主張してほしいものが2つある。‘ドラフト制度'と‘交流戦'。ドラフトとは名ばかりの現行の制度を、今秋からでも完全ウェーバーに戻すべき。他の球団の倍近い金額を提示してかっさらって行く金満球団1人勝ちの、自由枠なる制度に首をタテに振った連中に問いたい、「いくらかもらってるの」。

「いくらか」と言えば、子供でも信じていない無償トレードで巨人に入団した小久保の援助交際にはいくら動いた。こんな史上最強戦力の球団が優勝出来ないばかりか、2位も危ない。なんと痛快なことか。

 交流試合は、コミッショナーが規約通りの権限で発令すればすぐにでも可能なものを、日本のコミッショナーには、なにも知らない、なにもやらない者を連れて来るから始末が悪い。敵前逃亡の根来(敬称を付ける値打ちもない)に退職金が1億円支払われるそうな。




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