審判
テーク・ワンベースは間違い 2003.5.23 | ||
昨日(5月21日巨人・ヤクルト9回戦/詳細は前回参照)の珍プレーに関し、ラジオのあるアナウンサーが 「ボールがカメラマン 席に入った時と同じで、テーク・ワンベースかと思いました」。と発言しました。この発言には大きな間違いがあります。内野手の1塁への悪送球が度々カメラマン席に飛び込みますが、「この場合、正しくテーク・ツーベースです」と 言えるアナウンサーは1人もいないでしょう。なぜなら、打者走者の起点を考えて下さい。本塁のはずです、本塁から2塁までですから、テーク・ツーベースとなります。 テーク・ワンベースはどんな時に使うのか? 走者がいる場合、投手の投球がスタンド、ベンチに入った時。投手が牽制球を投手板から軸足を外さず投げたボールがスタンド、ベンチ、カメラマン席に入った場合(軸足を外して投げて上記のようになった場合は、内野手と同じ扱いで2個の塁が与えられる)。あとは、球審のマスク、用具にボールが挟まった時、ボーク(但し、ボークの投球を打者が打ち、打者、走者が1個の塁以上進んだ場合はボークはなかったものとする)がある。 テーク・スリーもあります。打者が打った打球に対し、故意にグラブ、帽子を本来あるところから離し触れさせた場合(3個以上進んでも構わない)。故意でも、触れなければ適用されない。打球は3個ですが、送球に対し同じ行為が行われた場合は2個です。 |
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