審判
審判泣かせの球場は? 2000.8.10 | |
2000年8月7日、審判問題を話し合う「プロ野球シンポジウム−審判を考える会−」(主催・日本野球機構、パネラー・冨澤宏哉・上田利治・衣笠祥雄・池井優の各氏)が開かれた。議題のひとつとして、最近選手から要望の強い「判定の参考にVTR導入」について話し合われ、「部分的に取り入れるべき」「野球は人間がやるから面白い。機械導入はどうか」と白熱したらしい。 この代表的なケースは、ホームランかクッション・ボールかの判定だろう。審判6人制から4人制になって数年、減らすのは勝手だが、2人減らすにあたって弊害を真剣に考え、策を講じたのだろうか(たとえば、球場に改造を申し入れるとか)。あの時、「審判の技術の向上に努める」と言ったが、技術の向上は見られるのか。 私がもっともいまいましいと思っている球場は東京ドームだ。完成して早や12年になるが、外野フェンスの最上部を初めて見た感想は「欠陥構造で審判泣かせ」だった。先ごろの都市対抗野球でも再三判定が遅れたと聞く。ナゴヤドームを見よ、フェンスの後ろに1メートルほどの空間を作り、はね返らないようにしているではないか。消防法がどうのこうのなど難問はわかるが“天下の東京ドーム”、なんとかならないか。福岡ドームにも同じ事が言える。 来年完成の札幌ドームが欠陥構造でないことを祈る。 ☆このシンポジウムの模様は10月7日、NHK・BSで放送される。 |
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