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リストマーク 『なぜか埼玉』再発売!したい。 2000.8.23

<営業報告>
8月15日。愛知県祖父江町盆踊り大会。NHKテレビ「コメディー・お江戸でござる」などで全国区に名乗りを上げた若手演歌・石原詢子(お隣岐阜県出身)ショーの司会。5年3カ月ぶりの再会。

会場は中学校のグランド。中央に組まれた、おなじみ紅白の幕で囲まれた特設ステージ。少年時代、同じロケーションで島倉千代子、春日八郎、神戸一郎etc.の歌謡ショーを、お客として見た私が現在ではステージに立ち、見られる側にいる。はたして30年後、「お祭りの会場でさいたまんぞうを見た」と話す人物が現れるか? 絶対いないね。


8月20日。愛知県甚目寺町。さて、この町名を読めました? 正解は「じもくじ」。こちらは町民夏祭り・原田悠里ショー。なんと3回ステージ(2回は中央公民館、1回は祖父江町同様中学校の特設ステージ)。昭和30〜40年代には当たり前だった3回ステージも、今は2回が普通。ギャラも割り増しかな?

原田さんは昨年、デビュー18年目にして「津軽の花」で紅白歌合戦初出場を果たした、現在もっとも旬な方。この曲は、カラオケ大嫌いの私の数少ないレパートリーの中でも、もっとも新しい歌になっている。

このショーではひとつ楽しみがある。原田さんの着替えの間の10〜15分間を、お笑いコーナーとして受け持つことだ。実は、これが自由に遊べる時間で、私のストレス解消タイムなのだ(司会の部分は人一倍気を遣う性格だから)。この日は、「今日は甚目寺のみなさまに私が曲を作ってきました。『なぜか甚目寺』です」と言って、『なぜか埼玉』の埼玉のところを“甚目寺”に替えて歌った(全国どこへ行ってもやる)。万雷の拍手をいただき、気分は本格派歌手。

ステージを終えた私に、地元の60歳くらいの男性の方が「おにいさん、『なぜか甚目寺』いい歌だね。CDにしたら売れるんじゃないの?」。「20年前の歌です」とは言えなかった。50代後半から上の方は『なぜか埼玉』を全然知らないのだ。そこでフォーライフさん、もう一回やりません?



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