野球と私

『お手並み拝見』　2005/06/08

球界のガンが、代表取締役会長とかで復帰する。誰も望んでいないのに。コメントが笑わせてくれる。 「巨人軍は今歴史的な危機を迎えています。再生、復活を果たし、そして優勝を勝ち取らねばなりません。巨人支援態勢を確立するため私は巨人軍の経営に復帰、参画することになりました」 　ヘン、現状の巨人を作った張本人は誰なんだ。金、金、金で他球団のエースや、４番、逆指名でアマのスター選手が金満球団に集中するシステムを作ったのはだーれ。そのくせ、集めたはよいが、人の使い方が下手で心がバラバラ、あのメンツでよくもまあこんなに負けるものだ(こちらとしてはこの上ない至福)。 　交流戦で、名もない投手にひねられ、ポカスカ打たれる姿をどう感じているのだろう。これらの選手達は、スカウトが発掘し、指導者が情熱を持って“育てた"選手なんだ。爺さんのところに“育てた”選手はいるか。 「巨人支援態勢を確立・・・・・・・・・参画することになりました」 　どうせまた勝手な制度でも考え出すか、城島、松中、多村、今岡etc誰にでも声を掛けけることぐらいしか出来ないないだろう。球界改革が後退へ向かうことになるのは確実。もしかして、あの人に今一度監督をやらせかねない。 　真の巨人の改革は、５年計画で広岡達郎氏に全権を任せるぐらいのことをしないとダメ。氏の信条である“育てる”に懸けてみてはどうか。２０年前に声を掛けなかったのだからダメか。 　どんな手を打ってくるのか、お手並み拝見。 　審判稼業には辛い雨の季節になりました。６月はすでに４試合雨で中止になりました。

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